4月~7月総括

 いよいよ夏休みに入りますが、7月までの総括を簡単にしたいと思います。

 まずは中学生の校内テストです。

 学び舎へ通塾する範囲の学校はすべて2学期制になりました。さらに多くの中学校で前期中間テストは実施せず、9月初旬に前期期末テストを行う形が主流になったようです。

 中間テストを実施した学校の生徒は、体育祭や総体、修学旅行等の行事とうまくバランスを取れなかった生徒が多かったように感じます。 実施しなかった学校の生徒ですが、中間テストとの因果関係は分からないものの、特に暗記物に関しては、先延ばしにしてしまう生徒が例年より多かったように思います。

 その点、大子南中、西中、生瀬中が統合した大子中は、初めての大人数での自分の成績が分かるテストでしたので、実力テストへ向けてしっかり準備する機運があり、定期テストがなくとも、同じような効果をあげられた生徒が多かったように思います。

 習った内容を身につけるには、やはり、こまめに復習やテストを入れることが効果的ですが、今後も学校の定期テストは、2回から3回という状況が続いていくと思います。

 テストが多かった時代は実力テストは2、3日の準備でのぞむことが多かったですが、今後は、実力テストでもしっかりと2週間前から準備していくような習慣をつけていきましょう。

 また、個々の成績を見ていくと、6月の茨統テスト、育伸テストで成績を下げるケースが多かったようです。

 中3生は毎年言えることですが、急に難易度の増す英語、数学に戸惑ったようです。ですが、この時期に一度下がることは想定内です。問題レベルの上がったのを実感し、自分に足りないものを考えて、これからの受験勉強に生かしていけるはずです。それに気付けるのは早ければ早いほどいいです。受験勉強は今までよりいっそう深い勉強が必要です。暗記など覚えるべきところは早めにクリアし、応用や過去問などを練習する時間を作るべきです。

 中1生も、中3生同様、中学校の問題レベルを知る必要があります。特に宿題を出されることに慣れている生徒は、あまり宿題のない中学校ではむしろ勉強時間が減る場合もあります。

 中学校で宿題が少ないのは、個々の自主性に任せる部分が多くなってくるからです。内容も小学校より難しくなる中学校の授業。毎日の授業の復習は絶対に必要になります。まずは毎日1時間を目標に頑張りましょう。