期末結果、そろいました。

一学期の期末結果、ほぼそろいました。

中間に比べて上がりにくい期末ですが、たくさんの生徒が点数や順位を上げてきました。

特に校内テストを初めて迎えるtoiro校の生徒や新規入会の生徒、実に9割が結果を出せました。

(※校内テストの過去問をやることは教育的ではありません。学び舎では校内テストの過去問は一切使いません!)

 

成績が上がるのは生徒はもちろん、私たちもうれしいです。

ですが、全員が上がったわけではありません。

通信でも書きましたが、成績には上がるタイミングがあります。

問題がうまく合わなかった生徒もいるでしょうし、基本を理解するのにもう少し時間がかかる生徒もいるでしょう。

大切なのは目標に向かって努力すること。

努力を続けていれば、どこかで必ず結果が出ます。

今回上がった人も、油断大敵。

次の目標に向け、またがんばりましょう。

 

各科10点以上、総合5位以上上がった生徒の結果です。

学年、学校名は伏せます。

 

toiro校結果。

総合順位 43位→34位(9位アップ) 93位→77位(16位アップ)

59位→50位(9位アップ) 24位→17位(7位アップ)

79位→26位(53位アップ) 31位→15位(16位アップ)

 

国語 56点→80点(24点アップ) 国語 49点→71点(21点アップ) 

国語 75点→87点(12点アップ) 英語 40点→81点(41点アップ)

英語 45点→85点(40点アップ) 国語 74点→88点(14点アップ)

数学 71点→91点(20点アップ) 英語 62点→81点(19点アップ)

社会 83点→96点(13点アップ)

 

 

大子本校

常陸大宮に比べると学校規模が小さいので、順位はあまり派手には動きません。

総合順位 34位→26位(8位アップ) 12位→6位(6位アップ) 

14位→11位(3位アップ) 5位→3位(トップ3入り) 

28位→23位(5位アップ)

載せていませんが、生瀬や西、南中では1位順位を上げるだけでも立派です!

 

社会 56点→76点(20点アップ) 英語 65点→78点(13点アップ)

社会 73点→87点(14点アップ) 理科 66点→80点(14点アップ)

国語 65点→91点(26点アップ) 社会 69点→79点(10点アップ)

国語 66点→77点(11点アップ) 社会 81点→92点(11点アップ)

社会 50点→73点(23点アップ) 社会 74点→93点(19点アップ)

社会 69点→86点(17点アップ) 国語 77点→90点(13点アップ)

社会 80点→98点(18点アップ) 英語 79点→97点(18点アップ)

国語 63点→75点(12点アップ) 社会 67点→88点(21点アップ)

英語 62点→86点(24点アップ) 国語 77点→89点(12点アップ)

理科 79点→91点(12点アップ) 社会 22点→43点(21点アップ)

数学 80点→95点(15点アップ) 社会 82点→98点(16点アップ)

社会 79点→89点(10点アップ) 英語 35点→45点(10点アップ)

 

数学は前回90オーバーがたくさんいたので10点アップはなかなか厳しかったかも。

範囲の広い期末で社会を伸ばしたのはすごいですね。

ほかにも理数の100点や90オーバーをキープなどたくさんありました。

 

大子校、toiro校ともに次は8月末の茨統テスト。

大子校小学生は育伸テストもあります。

よく範囲表を確認してしっかり準備して臨みましょう。

読書の町宣言! 鏡川/安岡章太郎

鏡川/安岡章太郎

 

私の胸中にはいくつかの川が流れている。幼き日に見た真間川、蕪村の愛した淀川、そして母の実家の前を流れる鏡川だ―。明治維新から大正、昭和初期までを逞しくも慎ましく生きた、自らの祖先。故郷・高知に息づいた人々の暮らしを追憶の筆致で描く。脱藩した母方血族、親族間の確執を恋慕、母が語ったある漢詩人の漂泊…。近代という奔流を、幼き日の情景に重ね合わせた抒情溢れる物語。(BOOKデータベースより)

 

安岡/章太郎
1920(大正9)年、高知市生れ。慶大在学中に入営、結核を患う。戦後、カリエスを病みながら小説を書き始め、’53(昭和28)年「陰気な愉しみ」「悪い仲間」で芥川賞受賞。弱者の視点から卑近な日常に潜む虚妄を描き、吉行淳之介らと共に「第三の新人」と目された。’59年「海辺の光景」で芸術選奨と野間文芸賞、’81年「流離譚」で日本文学大賞、’91(平成3)年「伯父の墓地」で川端康成賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)(BOOK著者紹介情報より)

 

 

日本文学必読の「海辺の光景(かいへんのこうけい)」の安岡章太郎。

 

作者80代後半の作が「鏡川」です。

大佛次郎(おさらぎじろう)賞も受賞しているように、自らの血筋をたどる歴史的、ルポ的な性格の強い作品です。

明治期から昭和まで、とっかかりのある人物に焦点を当てながら、近代から現代への移り変わりを描きます。

 

ですが、

そこは小説家。

ただ歴史上の事実を拾い上げて記録しただけではありません。

 

ところどころ、

ここは明らかに創作だろうという箇所が。

 

系譜中、もっとも作者が親近感を覚えたのではないかと思われる西山麓(にしやまふもと)。

漢詩で一部有名だったそうですが、一般の人は普通知りません。

その西山麓ですが、実に魅力的な人物で描かれています。

特に後半は、一つの完結した小説のようになっています。

 

また、寺田寅彦(とらひこ)が安岡章太郎の親戚だったというのも驚きです。

寺田寅彦は、物理学者としての顔だけでなく、名文家としても有名。

ひょうひょうとして、無駄のない、独特の語り口で面白い文章を書きます。

実は国語のテキストの常連でもあり、学び舎生の皆さんも間接的に読んでいるはずです。

各学年に一度は出てくると思います。

今度、気をつけて読んでみましょう。

 

 

ですが、

この鏡川、正直に言って読みにくいです。

安岡章太郎をまだ読んだことがないという人は、

「質屋の女房」、「海辺の光景」から入りましょう。

また、一族の歴史を軸に、幕末の歴史を描いた「流離譚」もあります。

 

 

夏期講習日程決定

大子校、toiro常陸大宮校とも夏期講習日程が決定しました。

 

大子校

中3受験生はもちろん、小学生から高校生まで。

 

webdaigo201607a4_chiras

 

2016夏期時間割PDF

 

 

toiro常陸大宮校

常陸大宮は中学生のみです。

大子校のオプション講座プチ合宿へも参加できます(送り迎えあり)。

2016夏の案内toiro塾外生用

 

入会前に簡単な面接(顔合わせ)を行います。

 

入会方法はこちらをご参照ください。