大子校、toiro常陸大宮校とも夏期講習日程が決定しました。
大子校
中3受験生はもちろん、小学生から高校生まで。
toiro常陸大宮校
常陸大宮は中学生のみです。
大子校のオプション講座プチ合宿へも参加できます(送り迎えあり)。
入会前に簡単な面接(顔合わせ)を行います。
入会方法はこちらをご参照ください。
大子町、常陸大宮市の少人数教室
大子校、toiro常陸大宮校とも夏期講習日程が決定しました。
中3受験生はもちろん、小学生から高校生まで。
常陸大宮は中学生のみです。
大子校のオプション講座プチ合宿へも参加できます(送り迎えあり)。
入会前に簡単な面接(顔合わせ)を行います。
入会方法はこちらをご参照ください。
各学校、学年共通です。
6月25日(土) 16:30-19:00
申し込み制です。
前日までに待合室名簿に記名、またはメールでお知らせください。
6月26日(日) 16:00-18:30
全員参加で行います。
欠席者は前日までにメール、または口頭でお知らせください。
※学び舎の校内テスト対策は、各自テスト範囲の別冊テキスト(Keyテスト)を学習する形式です。Keyテストを必ず持参してください。
※時間内にすべての範囲を終わりにすることは難しいですので、自分で進められる教科は各自どんどん進めましょう。欠席の生徒も各自でKeyテストを進めるようにしてください。
※一部の学習塾で見られるような、各中学校の過去問題をやることは一切ありません。
各中学校、一学期最初の校内テストの結果がほぼ出そろいました。
なかなかの好成績。
こちらが驚くような結果を出してきた生徒も。
一部をご紹介します。
個人を特定できないよう、順位、学年は伏せます。
英語56点→85点
年度末の入会、苦手な英語でしたが、徐々にやり方のコツをつかんでいるようです。
英語82点→96点 社会54点→80点 理科62点→81点 全体順位 一けた!
中1で入塾当初は20番台、じりじり伸ばして初の一けた達成です。
数学81点→99点 理科77点→93点 全体順位も4つ上げました。
伸び悩んでいた理数系がここにきて一気に結果が出せました。
英語68点→86点 数学80点→96点
勉強量も増えていた様子、やはり結果が出ましたね。
数学29点→81点 英語59点→70点
こちらも年度末の入会。範囲が違うとはいえ、数学伸びましたね。
数学36点→93点 理科は60点以上アップ!
全体順位は前回からなんと20番抜き、
2学期後半の入会から比べると26番、順位を上げてきました!
社会46点→77点 理科53点→78点 全体順位も3つアップで5位圏内へ!
3学期入会。社会、理科は暗記がはまってきたようです。
英語56点→81点 全体順位も過去最高。
入会時から13番アップ、一けたも見えてきています。
英語83点→98点 数学87点→100点 全体順位はベスト3入り。
年度末から、順位も7つ上げてきました。
大子町内の中学校(大子中以外)では順位一つの変動は事件のようなもの。
その中で、順位を一つ、二つ上げてきている生徒もたくさんいます。
高得点キープの結果、名前の載らない生徒ももちろんいます。
学年末から順位を下げている生徒もいます。
いずれにしても、まずはしっかりと今回の点数、順位を覚えておくこと。
漫然と次の期末テストへ臨むのではなく、
今回より5点アップ、10点アップといった具体的な点数目標を立てましょう。
期末テストもそろそろ2週前に入り、範囲表も出てくる頃です。
総体とも重なり、時間配分が難しい期末。
今すぐ準備ですよ。
※期末対策は日程が決まり次第、連絡いたします。
英検対策、
6月4日(土)17:00-19:00で実施します。
各学年、各級共通です。
当日の午前までにご連絡ください。
連絡は中学生のみ、授業を通して行います。
また、学び舎受験の生徒は、スタディギアのクーポンも配布しています。
ネット環境のある生徒は、家でもどんどん対策を進めましょう。
学び舎初の分教室、常陸大宮toiro校。
おかげさまで、各学年でお申し込みをいただいております!
準備も着々。
夜がちょっと暗いので、スポットライトを設置しました。
「いっぽいっぽ、少人数でじっくり」がコンセプト。
生徒の個性がそれぞれあるように、勉強の進め方もそれぞれです。
ベストの教え方を常に模索していますが、指導法は時と空間、そして生徒によって変化します。
ですから、生徒が少しずつ歩を進めるように、
わたしたちも、最善の形を探りながら成長していきたいと考えています。
6月1日は常陸大宮近辺では修学旅行が多いようですのでお休み。
3日金曜日の2年生からスタートします。
各学年、随時お申し込み受付しております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
6月3日(金)オープンの学び舎の常陸大宮校、toiro学習教室学び舎(といろがくしゅうきょうしつまなびや)。
雑貨屋さんで始める、あたたかい雰囲気の学習空間。
チラシ広告はオープン当初は控え、近隣への案内パンフレット配布とネットのみでのご案内です。
ていねいさ、あたたかさ、少人数制、
toiro学習教室のコンセプトを大切に、
お友達や口コミなどでゆっくりと浸透していければと考えています。
ご入会者には、6月末までお友だち紹介用紙を配布しています。
どうぞお気軽にご相談ください。
5月14日土曜日、17時から19時の日程で各中学校の中間対策を行います。
※参加希望者は、前日までに待合室の名簿に記名、またはメールでご連絡ください。お迎えは行いません。
※Keyテスト教材を使ってテスト範囲の学習をします。Keyテストは12,13の授業、または当日に配布します。範囲表は必ず持参してください。
※当日だけで、すべての教科の範囲を終わりにすることはできません。当日は質問のある教科など1教科から2教科にしぼってすすめたほうがいいでしょう。残りの教科は家や自習室を使って進めましょう。
内容(「BOOK」データベースより)
深夜二時四十六分。海沿いの小さな町を見下ろす杉の木のてっぺんから、「想像」という電波を使って「あなたの想像力の中」だけで聴こえるという、ラジオ番組のオンエアを始めたDJアーク。その理由は―東日本大震災を背景に、生者と死者の新たな関係を描き出しベストセラーとなった著者代表作。
マルチに活躍するいとうせいこう。
キャリアは十分ですが、小説家としては寡作。
野間文芸新人賞受賞、受賞はなりませんでしたが、たしか芥川賞にもノミネートされたはず。
東日本大震災を題材にした「想像ラジオ」。
皆そうだと思いますが、ダメージを受けすぎていて、興味はありつつ置いておいてしまってました。
「死者を悼む」とは、「生と死」とは、
文学の世界では、もはやありきたりとさえ言われるこのテーマは、
震災以降、また違ったとらえ方を迫られています。
そこに果敢にトライした、
トライせざるを得なかったいとうせいこう。
その姿勢に感服するものの、
でも、なにか釈然としない読後を感じていました。
東日本大震災では茨城県も被災地。
大子町の被害はさほどではありませんでしたが、
電気が関東の他地域に比べ復帰が遅かったこともあり(5日くらい?)、
情報はラジオだけ。
津波の映像は電気が復帰してようやく目にしました。
このメディアの情報不足が、東日本大震災の時の一応当事者である僕と「想像ラジオ」のギャップを感じさせたのかもしれません。
ですが、今回の熊本地震、
当事者としてではない自分がリアルタイムに情報に接し、見方が変わったように思います。
死者を思うこと、悼むことは当然のヒューマニティ。
ですが、
圧倒的な暴力(災害)がメディアを通して洪水のように伝わっていきます。
対応の遅さが批判されていますが、
自衛隊の派遣や企業の物資運搬や募金、一般の人のボランティアなどのアクションは、
僕にとってはすごいスピード感です。
情報の伝わってくるスピードも速く、発生直後から途切れなく情報が入ってきます。
災害の客観的な情報とともに、救えるはずの命を目の当たりにもします。
当事者の悲しみや怒り、
当事者でない人たちの悲しみや同情、
災害の事実とともに、自他を含めた処理できないほどの圧倒的な量の感情を受け止めなければならないのです。
その感情量をすんなりと受け止められる人々、
作中のボランティアのように感情の一部を割り切って進む人々と、
感情を受け止めきれずに、漠然とした罪悪感を抱いて進めない人々がいるのではないでしょうか。
もちろん感情の受け止め方に良し悪しはありません。
執筆したいとうせいこうも、東日本大震災では感情を受け止めきれなかったのではないかと想像します。
本文でも出てきますが、悲しんでいないということとは違います。
受け止めきれない漠然とした感情、気持ちを整理することは、個人的な問題でもあり、思い上がりであり、被災された方に直接寄り添うようなものではありません。
でも、
残ったものひとりひとりが、個人的に(いっぺんに被災するわけですが、体験は個人的です)その感情を整理することは、前に進んでいくことにつながります。
震災から5年がたち、検証が行われ、
復興や支援など行政の問題もゆっくりとではありますが粛々と進んでいます。
それでも消えないのは、
残されたものがあの体験をどう処理していくか?
ということだと思います。
答えは個人の中にあり、心のケアなどで簡単に解決できるようなものではありません。
震災から5年、
文学、物語の力が今こそ必要なのかもしれません。
近年の黒井千次の名作、「高く手を振る日」です。
内容(「BOOK」データベースより)
妻を看取って十余年、人生の行き止まりを意識し始めた嶺村浩平は、古いトランクからかつての大学のゼミ仲間・瀬戸重子の若々しい写真を見つける。そして甦る、重子と一度きりの接吻を交わした遠い思い出。思わぬ縁で再会した重子の勧めで、七十代にして初めて携帯電話を持った浩平は、秘めた想いをメールに込めるが…。恋に揺れる、老いの日々の戸惑いと華やぎを描く傑作小説。
前半に繰り返し出てくる、「行き止まり」の感覚、もちろん老いの先にある「死」です。
時に遠く、時に切迫した感覚として主人公にまといます。
ちょっと難しいかもしれませんが、この行き止まりの描写がすごい!
土鍋の中で粥でも煮るように様々の思いがぶつかり合い、曖昧に形を崩しながら次第にまとまっていく気配
黒井千次には、はっとさせる描写がいつもあります。
他にもメールのやり取りのくだりは名文の宝庫!
こちらは自身でご確認を。
ネタバレなしでいきますが、甘酸っぱく、切ない後半について少し。
老いてからの恋愛、
確かにそうなのですが、
最後に流れる古い時間。
詳しくは書けませんが、最重要なのは「家」です。
浩平が作ったモルタルの家、
灰色がかって濁った壁面、
小さな庭に所狭しと植えられた木。
何でもない、
おそらくおじいさんの家と聞いて僕らが思い浮かべるような家。
「あのおうちに住んでたのね」
重子の発する一言は、浩平、芳枝に対する、はたまた重子自身、彼らの世代全部に対する全肯定。
小説には書かれていない、たくさんのことが詰まった家。
人生と人生が、最後にまたクロスする。
何が起こったのか、そしてもう何が起こらないのか、承知しているようでまだ認める気にはなれない平原のような領域
老いについて書かれていますが、まだ達観しているわけではありません。
そして、この切ないかつ活き活きと感情豊かな老後。
今までの老人像を覆す、新しい老人像です。
でもこれは黒井千次の時代の老人。
これからの老いはまた違った形をたどるでしょう。
新しい時代を生きる私たちだからこそ、また違った老いが待ち受けているはずです。
その老いを私たちはしっかり生きられるかどうか、
毎日を誠実に生きて、
新しい生き方を模索するように、新しい老い方をも探っていかなければならないのでしょう。
老い老いと繰り返してしまいましたが、第一級の文学作品です。
老いを意識していなくとも(僕もそうでした)、引き込まれますのでご安心ください。
高校生以上、また保護者の方もどうぞ。