私的なベストアルバム 5位の昆虫キッズに引き続き4位!

 

4 The Mirraz/OPPORTUNITY

前作、「選ばれてここに来たんじゃなく、選んでここに来たんだ」で満を持してのメジャーデビュー!

ですが、いまいち伝わりきらなかった。

 

2000年代に入ってからのヒットチャートは、「愛」と「平和」の拡大再生産とJPOPのガラバゴス化です。

そこに切り込んで高らかにチャートへの宣戦布告、だったはずなのですが、あまりに分かりにくく、伝わらなかった。

例えば、前作一曲目「気持ち悪りぃ」。

初めてミイラズを聞いた皆さんはもちろん、おそらくファンの人もただの恋愛事情と攻撃の曲だと解釈したのではないでしょうか。

何度も繰り返される「こないだ不倫している奴らから~」。不倫してるやつがテーマ?違います。

「愛」と「平和」を「愛している」と言いながら、簡単に「愛」を裏切り、「平和」を乱す連中、「愛」と「平和」を歌いながら、「愛」と「平和」について考えたことのない連中のことです。

でも、それはわかりにくすぎるし、今までのミイラズのスタンスから考えると、地に足がついていない。

 

ドラマーも腰を痛めて脱退。

これは解散パターン。

 

と思っていましたが、まさかの帰還。

そして、起死回生の一枚です。

一曲目にあるように、アルバムを通してのオポチュニティー・レポート。

オポチュニティーは機会です。

直接的には、メジャーチャレンジの機会のことでしょう。

そこの顛末からスタート。

いつの間にかインディーでは巨大化していたミイラズ。

原点である内省的な部分が歌詞はもちろん、音にも自然な形で結実しています。

メジャーでの失敗が逆に吉と出た、まさに怪我の功名。

 

アルバム終盤「レイトショーデートしよう」

レイトショー?

遅咲きメジャーデビュー、一枚目でもこけたミイラズ、だからレイトショー。