先日の芥川賞を受賞した今村夏子。
デビュー作の「こちらあみ子」です。
太宰治賞を取った今作を手に取ったのは半年ほど前。最初の数ページで引き込まれる独特の世界観。「こちらあみ子」は2010年の作。その後の芥川賞受賞も当然の流れです。
内容(「BOOK」データベースより)
あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれ兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。(Amazon)